神経因性膀胱

神経因性膀胱とは?

神経因性膀胱は、尿をためたり、尿を出す信号がうまく伝わらずに排尿障害を行う病気です。

結果、以下の大きく3つの障害が起きます。

蓄尿障害

膀胱に尿を貯めることが出来ない状態です。貯められないので頻尿や尿漏れなどの症状が出ます。

排尿障害

尿が流れる出口が狭く、尿が出しきれなかったり、尿が出なくなるなどの症状が出ます。

その他

尿の流れが悪くなり尿路感染症、腎機能障害が起きることもあります。

原因

原因は、脳梗塞などの脳の病気や、脊柱管狭窄症などの脊椎の病気などです。具体的な原因として以下のようなものがあります。

脳:脳梗塞などの脳血管障害、パーキンソン病、多系統萎縮症、脳腫瘍など

脊髄:脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、脊髄損傷、脊髄腫瘍など

末梢神経:糖尿病、骨盤内手術後など

高齢化に伴ない、原因は一つと限らず加齢の影響、前立腺肥大症という病気、認知症、飲んでいる薬の影響など複数の原因が混在している可能性があります。

治療

行動療法

尿を膀胱に貯めることが出来ない「蓄尿障害」の場合、骨盤の筋肉を鍛える体操や、膀胱訓練を行います。

尿をだせない「排尿障害」の場合、尿を出す時にお腹の圧力をかけて尿を出す練習をしたりします。

薬物療法

「蓄尿障害」に対して、膀胱の過敏性を抑える薬を使用します。抗コリン薬、β作動薬などを当院で使用します。

処方例
・バップフォー
・ベシケア
・べオーバ

詳しくは各種の添付文章をご参照ください。

「排尿障害」に対しては、尿の道の出口を広げる薬を使用します。当院ではコリンエステラーゼ阻害薬、コリン類似薬、α1遮断薬、漢方などを使用します。

処方例
・ウブレチド錠
・ベサコリン
・ハルナール
・フリバス
・ユリーフ

その他

行動療法、薬物療法などが効果が無い時は、『自己導尿』という自分で尿を出す管を入れて適宜尿を膀胱から体外に出す処置を行なったり、手術療法が必要になることもあります。

適宜、近隣の専門施設にご紹介をさせて頂きます。